市区町村としては日本最大の規模を誇る神奈川県横浜市。

わたしたちはそんな横浜市の、金沢区という場所で空き家利活用の活動している​学生です。

​

金沢区は、横浜の都市部とはうって変わって穏やかな時間が流れています。

横浜と聞いてみなさんが想像するであろう景色とは大きくかけ離れてしまうかもしれませんが、心休まる​素敵な街です。

​

江戸時代には景勝地として栄え、かの有名な歌川広重もこの地を訪れたとか。

今では、海に近いということもあり、初夏には潮干狩りを楽しむ人々で賑わいます。

​

​

わたしたちの拠点は“空き家”

2019年。築70年を越えるこの空き家に出会った頃は、内装、外装ともに整理整頓をする人はいなく、

とてもきれいとは言えない状況でした。

​

​数年間、ゆっくりと時間をかけてこの空き家を清掃、改修し、​たくさんの人に支えられながら空間を創ってきました。

その過程でいくつかのイベントも開催しました。

​

わたしたちの目標は、

この空き家であらたな出会いを生み、居心地が良い空間を提供すること。

​

空き家が位置する地名が金沢区“瀬戸”であること、そして、地域の方の身近な存在になってほしいという願いから、

​“せとさんち”と名付けました。

​

今までのように改修を続けながら、地域の方々や学生などが

「こんなことをしてみたい！」

と思うことのお手伝いができたらと思っています。

​

何の変哲もない1つの空き家から、地域にちょっとでも幸せを送ることができれば、と思って活動をしています。